全国初の「全量雄町化」で雄町最高峰を目指す
〜雄町の未来は御前酒が醸す〜
辻本店は雄町米に特別強いこだわりを持っています。
雄町米は1859年発見されて以来、160年間一切混血のない唯一の原産品種として受け継がれてきた最高級酒造好適米。
全生産量の95%が岡山県産。しかし、その特性と栽培の難しさから、長きにわたり最高ランク「特上」の等級は与えら
れていませんでした。平成30年岡山市北区三和地区にて史上初の「特上」ランクが付与され、大きな話題に。
かねてから主要に雄町米を使い、地元岡山を代表する蔵として「岡山で、雄町で、最高峰の酒を醸す」という確固
たるビジョンをさらに強く持ち、令和元年全国で初めての「全量雄町化」を宣言。
米が軟らかで溶けやすく濃醇な味の酒になるものの、その軟質さで処理が難しいと言われる雄町米。
古くからこの米で酒を造ってきた杜氏集団の技を継承し、技術に改良を重ね、特製を活かした酒造りで雄町の魅力
を最大限に引き出しています。
古来からの仕込法「菩提酛づくり」
〜「菩提酛」造りって?〜
日本酒を醸す際「もろみ」を健全に発酵させるため、多量の「乳酸」を使い数多くの優良な酵母を働かせます。
そのためにまず、「乳酸」と「優良酵母」を大量に含んだ「酒母」(しゅぼ)を造ります。
「菩提酛(ぼだいもと)」とはこの酒母造りの仕込方法の一つで、室町時代に確立された伝統的な手法。
奈良県の正暦寺で醸されていた「菩提泉」という酒母の仕込み方法が「菩提酛」の原点と言われています。
仕込み水に生米と炊いたご飯を入れて酸性にした「そやし水」を「酒母」の仕込み水として使用しています。
現在では、菩提酛仕込を行っている蔵は非常に少なく、「御前酒菩提酛」として独自に改良を重ねた酒は、爽やか
な果実香、複雑な旨味、スッキリした酸味など、御前酒ならではの味わいを造る大きな要因の一つとなっています。
伝統をもとに未来を見据えた新しい挑戦
〜雄町3部作〜
さらに一歩先へと向かう新しい御前酒として、「MODERN(現代的)」「TRADITIONAL(伝統的)」
「PROGRESSIVE(先鋭的)」の3部作をリリース。
田を行き来し、生産者と顔の見える関係を築いているからこそ描くことのできる「雄町の世界観」を表現しています。
「MODERN(新鋭)」 日本酒新時代である現在、日本酒はもっと自由になれる。現代的で柔軟性のある発想。
いまの感覚にフィットするためのカテゴリ。
「TRADITIONAL(伝統)」永きにわたって培われてきた伝統的なアプローチ。決して進化を放棄するわけでなく、時代
に迎合しない、遡った探求をするカデゴリ。
「PROGRESSIVE(挑戦)」雄町の可能性、酒造りの可能性にアプローチする。常に一歩先を見据え、絶え間なく進んで
いくため、実験的かつ先鋭的に取り組むカテゴリ。
〜GOZENSHU9(ナイン)〜
「同世代の若者たちに、とことん愛される酒を。」
「自分達の証となるような酒を。」
そんな思いを胸に造られる「全量雄町×独自の菩提酛づくり×ビューティフルなボトル」の純米酒。
GOZENSHU 9(ナイン)シリーズは9人の志高い若き蔵人が最上の酒(数字の最上位"9")を目指し、
さらにそれよりももう一段階上(9→10)を追求しています。
Contact
Name 辻本店
Location
岡山県真庭市勝山116
brand 御前酒・9(ナイン)