丸石醸造は元禄三年(1690年)、徳川家康公生誕の地であり、山と川に囲まれた歴史と
自然が溢れる愛知県岡崎にて日本酒造りを始めました。以来330年の永きに渡り日本酒を造り続けています。
丸石醸造のあゆみ
しかし、1945年7月の岡崎空襲により敷地のほとんどを焼失。幸運にも焼失を免れた蔵で、日本酒『長誉』の製造を開始しました。
全国新酒鑑評会で11回も金賞を受賞している自慢の銘柄『徳川家康』、地産地消、正真正銘の地酒『三河武士』の三銘柄を柱に、地元愛知を中心として多くの人に愛され親しまれています。
水、米、造り、貯蔵、へのこだわり
「甘、香、酸」を追い求める丸石醸造。「甘」は本来お米が持つふくよかな甘みを、
「香」は日本酒が持つ芳しい香りを、「酸」は力強さと後味の透明感を日本酒で表現します。
そのような良質の日本酒を造るためのこだわり…。
「水」は雄大なる矢作川の伏流水を、「米」は愛知県産米を中心に全国から丸石の日本酒
に合う米を厳選し、「造り」は300年以上受け継がれてきた伝統と感覚に最新の技術と
化学を融合させ、「貯蔵」は蔵内に点在する冷蔵貯蔵庫にて緩やかなる熟成を促します。
二兎追うものしか二兎を得ず
丸石酒造が日本のみならず世界へ向けて醸すのが、新ブランド『二兎』。
子孫繁栄・縁結びを象徴する「向かい兎」のモダンなラベルに目を奪われます。
『二兎』のコンセプト…それは『二兎追うものしか二兎を得ず』。
「味と香」、「酸と旨」、「重と軽」、「入りと後味」、「シンプルさと複雑味」…など。
二律背反するように思える二つのコトガラを結び、最高の味わいとなるよう、バランスと
美味しさを追求しました。
二兎の魅力
起承転結すべての場面においてスムースで安定した味わいを感じさせる事ができる「新鮮さ」。
心地よい物語の完結とともに次の一杯を要求させる「後味の良さ」。
全てのラインナップを通じて「食との融合」を大切にする『二兎』。その味わいはまさに
『二兎追うものしか二兎を得ず』を体現しています。
二兎の願い
時代の激流に乗りつつ変化を取り入れ、新たな試みに挑みながらも地元を愛し共に歩んでいく
丸石醸造。今後も地元岡崎、日本、世界、そして次世代に渡るまで普遍的に愛され続ける酒蔵でありたい、
そんな願いが『二兎』には込められています。