高千代酒造について
高千代は巻機山から湧き出る伏流水を仕込水として使用しており、この名水は超軟水がゆえにとても柔らかいお酒が出来上がります。
老舗蔵ながら、大量生産には手を付けず、昔ながらの手作業による酒造りを行う高千代酒造。
主要銘柄は「高千代」や「巻機」・「豊醇無盡(ほうじゅんむじん)たかちよ」(特約店限定)・「takachiyo」(特約店限定)などがあります。
高千代酒造では、従来淡麗辛口のイメージがある新潟酒とは一線画す「たかちよ」と「Takachiyo」という2つのシリーズがラインナップされています。
日本酒の持つ新しい魅力を、香りで表現する「たかちよ」とお米の違いによる味わいを余すことなく表現した「Takachiyo」。
どちらのシリーズも少量生産ながらほぼ毎月リリースされており、造りによる酒質の違いをお楽しみいただけます。
豊醇無盡「たかちよ」
ひらがなシリーズの「たかちよ」はポップな見た目。「豊醇無盡(ほうじゅんむじん)」とは、尽きることのない豊醇さ、を表しています。
パイン・リンゴ・メロン・ピーチなどの「果実」を意識しながら日本酒に親しんでいただけるお酒に仕上がっています。
ジューシーかつ濃醇な味わいが特徴で各商品毎に個性が際立ちます。
開封後、1日目・2日目・3日目と香り、味わいの変化を楽しめる日本酒でもあります。
「たかちよ」のコンセプト
たかちよのコンセプトとして、「従来の日本酒の固定概念にとらわれず自由に味わおう」という
思いに重きをおいている為、酸度やアミノ酸度、原料米・日本酒度などのスペックは全て非公開。
尽きることの無い豊かな旨味の「たかちよ」を自由に感じてみてください。
極59「Takachiyo」
全国の酒米を使用し、遊び心がありながら正当で伝統的な日本酒を体現した「Takachiyo」シリーズ。
ややフルーティーながら食事にあう酒質に仕上がっています。
全商品、原材料を有効に活用できる扁平精米59%を採用。
酵母も協会1801酵母の使用を統一することで、酒米の違いによる酒質の違いが表現されています。
上品な香り、バランスの良い甘みと酸味が特徴。全て中取りで
瓶詰めされた透明感のあるシャープでエレガントな日本酒です。
扁平精米"価格を抑え上質な酒造りの実現にむけて"
米の外層部にはタンパク質をはじめとする酒質を劣化させる雑味の成分が含まれて
おり、これらの成分を取り除くのが精米の目的です。
玄米の外層部の成分分布が全体に均一な厚さで拡がっているのに対し、原形精米と
いわれる一般的な精米方法ではお米の長い(縦)部分がたくさん削られるのに対し
短い(横)の部分があまり削られないため、あまり削られない横の部分に雑味の元
となる成分が残りやすくなります。
扁平精米では等厚に精米されるため、原形精米と同じ精米歩合でも雑味の元となる
成分の少ない白米に仕上げることが出来ます。
すなわち、高精白の酒質を低精白で実現可能となり、価格を抑えた上質な日本酒が出来上がります。
極軟水仕込 「日本百名山 巻機山の伏流水」
高千代酒造の仕込水には、日本百名山の一つ「巻機山」の伏流水が使用されています。
山の標高は約2000m。夏でも雪が残り、その雪解け水は幾層にも重ねられた地層を
くぐりぬけ、ふもとの里に下りてきます。
カリウム・カルシウム・マグネシウム等の
成分含有量が通常の水の値よりも低い軟水で、なめらかなこの水は珠玉の仕込水となって
います。