「雑賀」(さいか)と読みます。雑賀は、和歌山県の紀の川市で清酒、リキュール、食酢などを造る蔵元です。
1908年明治41年に食酢の製造販売のため創業されました。「より良い食酢を造るには、主原材料である酒粕から一貫して造るべき。」という考えから、1934年に日本酒製造にも取りかかります。
ものづくりにとって大切な事は何なのかを考え続け、原材料の質を希求。
日本酒の醗酵から、酢の醗酵に、蔵人から蔵人に託される醗酵のリレーは更に良い醗酵を生み出し、私たちの食卓を彩ります。
より良い酸を食卓に。
食酢、酒に欠かすことが出来ない大きな要素が酸の存在。
味わいのアクセント、清涼感、食欲推進、疲れを癒すなど、酸がもたらす効果は数知れません。
九重雑賀では「爽やか」な酸を意識し商品造りに励んでいます。
「より良い酸を食卓に」。この言葉は酢蔵、酒蔵どちらにも言える大きなテーマです。
主原材料からの一貫造り。
九重雑賀が掲げるもう一つの大きなテーマが「主原材料からの一貫造り」。
より良い食酢造りのために必要な良質の酒粕。その酒粕を生み出すための日本酒の醸造。さらには日本酒の醸造のために必要な良質のお米。
食酢造りでも酒造りでも、要となるのは原料米の質です。顔のみえる相手が手がける、信頼のおけるお米。
米の生育暦がわかってこそ、その良さの引き出し方や扱い方が見えてくるといえます。
田んぼのお米が盃のお酒に変わるまで、さらにそのお酒がお酢となって食卓に届くまで・・・そのより良い道程を求めるのが九重雑賀のもう一つのテーマ「主原材料からの一貫造り」です。
九重雑賀が造る食酢
九重雑賀は和歌山県一のお酢の醸造蔵です。
和歌山は寿司発祥の地と言われており、早なれや柿の葉寿司、じゃこ寿司やめはりなど様々な寿司文化が県内各地に残っています。
地元に根付いた食文化としての酢は切っても切り離せないものです。
九重雑賀の食酢は食材の味をさらに引き出し、また、他の調味料の旨みを引きだす基礎調味料としての役割を全うします。