HISTORY
明治18年創業。ただ頑なに焼酎を造り続ける日本屈指の焼酎蔵です。
芋焼酎「きろく」、麦焼酎「中々」を初めとした焼酎界を代表する焼酎に加え、
プレミアの付く「百年の孤独」など、そのラインナップは圧巻。
現在では五代目、黒木信作氏を中心に日夜酒造りに邁進されています。
NATURE
黒木本店の焼酎造りの根幹とも言えるのが「農業から始める焼酎造り」。
土地を耕し、種を蒔き、栽培から収穫までを自分たちの手で行うことです。
2004年に設立された農業生産法人「甦る大地の会」で育てられた作物から焼酎は生まれます。
製造過程で出た醪などは有機肥料として循環利用。
自然から生まれたものを自然に還す、それが黒木本店の焼酎造りです。
MATERIAL
「甦る大地の会」の40ヘクタールに及ぶ畑で原料の栽培された有機栽培の原料。
水は自然の生い茂る尾鈴山の伏流水とされる地下水。
柔らかく、極軟水のこの美しい伏流水は焼酎に優しさを与えます。
麹には細心の注意が払われます。
職人の手による長年の経験と緻密な計算が必要とされます。
酵母は自家培養された酵母を使用。
数種類もの酵母を使い分け、その焼酎に合った最適の酵母が選ばれます。
DISTILLED
実際の焼酎造りの場面においても黒木本店のコダワリは一筋縄ではいかないものがあります。
外気温からの影響を受けにくく、酸素の供給が適度におこなわれる「木桶仕込」によって仕込まれます。
木桶で仕込むことにより純粋に培養された酵母だけでなく、
木桶に住み着いた乳酸菌などの目に見えない微生物が独自の複雑な味を生み出します。
蒸留では熟練の匠が各蒸留器の持つ特性を掴み、さまざまな要素が絡みあうことで蒸留は完成します。
WILL
黒木本店の焼酎には"意思"が宿っています。
時間も手間も惜しまず、造り上げられた理想の焼酎がその意思を我々に訴えかけます。
古くからの文化の継承者としての顔を持つ一方で、探求者でもある黒木本店は、常に前進し続けています。