三年以上の熟成を経たお酒にのみ名付けられる「奥鹿」の名。
こちらのお酒はそこからさらに熟成させた5年熟成のお酒となります。
グラスに注いでみると、良い熟成の証と言える美しい黄金色。
香りは、熟成酒らしく穏やかでありながら生もと由来の酸と、香ばしいキャラメルの
ような甘みある香り。まろみのある口当たりにトロリとした舌触り。
コクのある濃醇な旨味と、秋鹿らしい酸が見事に調和。
麹感を感じる、複雑味のあるお米の甘みに、ギュッと凝縮された旨みがたまりません。
熟成酒にありがちな、老ね感は感じられず、酸が旨みを引き立たせています。
少し温度が上がってくると、さらに甘みが前面に押し出され、濃厚な旨味が口内を包み込みます。
五年熟成の奥深さをぜひお楽しみください。