銘酒『越乃寒梅』より、『浹（amane）』が入荷しました。

『浹』とは「広くいきわたる」「めぐる」「うるおす」を意味する言葉。
『令和』には「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という意味があるそうですが、まさにこの時代、人々が絆を育み、つながり合い、ともに豊かな時を楽しむ……そんな「美しい調和を生み出す酒」でありたいという蔵の願いが込められたのがこちらのお酒。

その場をホッと和ませる、瑞々しいグリーンのボトル。
ラベルの黄金色の文様は阿賀野川と信濃川、小阿賀野川に囲まれた越乃寒梅のふるさと「亀田郷」を表現しています。
しっとり柔らかく素直な飲み口で、普段お酒を飲まれない方にも「これなら飲めるかも…」と思っていただけそうな優しい味わい。
香りと味の広がりを存分に楽しめる15度前後がおすすめ。燗にしてもふわりと柔らかで甘みが引き立ち、どんな温度帯も楽しめる一本。
和洋中、様々なお料理と、豊かで穏やかなひとときをお楽しみください。
 

使用米：五百万石（新潟県産）・酒造好適米　磨き：55％

「農作業に励む亀田の人々に喜んでもらえる酒を造る。」
明治40年、石本酒造の越乃寒梅は、そんな素朴な想いの下に生まれた。
高度経済成長期が訪れ、日本酒も大量生産の時代へ。
甘口が好まれ、造れば売れる時代だったが、石本酒造は「キレのある飲み口の良い酒」を貫き、蔵の規模に見合った量を造り続けた。
やがて地酒ブームが到来。新潟は、酒どころとして確固たる地位を築いたが、それでも、越乃寒梅が身の丈以上に増産されることはなかった。
旨い酒を造るため、「越乃寒梅」であり続けるために、限界までこだわり抜いた結果だった。そして現在に至るまで、その姿勢は変わらない。