従来の枠を超え、新たなる日本酒の可能性を多様な角度から模索していく『ALPHAシリーズ』。長きに亘り空席となっていた『ALPHA 6』ですが、2022年初めて「新政酒造の6号酵母」を使用した奇跡のコラボ酒として登場。
以来、発売のたびに即完売となる超人気限定品として日本酒ファンが見逃せない一本となっています。
風の森は20年ほど7号酵母のみを使用してきましたが、このALPHA 6に使用されている酵母は6号酵母。しかもただの6号酵母ではありません。かの有名酒『No.6』を生み出した、秋田・新政酒造から譲り受けた6号酵母を使用しています。実は7号酵母は6号酵母の突然変異体。そんな7号酵母の母とも言える6号酵母に敬意を込め、発祥の地でもある新政酒造の6号酵母を用いて企画・醸造されました。
酒米は契約栽培の奈良県産秋津穂を使用。今回は、味わいにもう少し複雑さを載せるため70%精米です。風の森の仕込み水らしい超硬水の質感や菩提酛由来の奥行き、さらに6号酵母の個性を融合させ、表現されています。
通常の風の森に比べ、より澄んだ質感、洗練された柔らかな香り。さらに微かな酸味やさまざまな要素が絡み合った複雑な魅力を楽しめる仕上がり。風の森らしさを表現しつつも、柔らかな甘みと酸味は、今までの風の森には無かった新たな風を感じます。
風の森のファンの方も、新政ファンの方も見逃せない一本。
現代の日本酒界を牽引しているとも言える、双方の蔵に思いを馳せて味わってみてはいかがでしょうか。