上喜元の定番商品でありながら非常に人気の高い一本、「超辛完全発酵」の新酒搾りたてが登場しました。
完全発酵とは、もろみの時に極限まで発酵させることにより液体内に残った糖分がほぼない状態の事を指します。発酵の期間を長くすることによって辛さが増し、甘味も減ってよりスッキリとした味わいになります。

超辛というだけあり日本酒度+15という並々ならぬ辛さを、生酒でより鮮烈に味わうことができます。決して辛いというだけでなく、柑橘系を思わせる爽やかな吟醸香や五百万石の淡麗な旨味。
何よりこのお酒最大の特徴は、後口に感じる凄まじい程のキレ！
このドライさと生酒由来の爽やかさ、ピチピチとくる感じがたまらない、辛口派に自信をもってオススメする一本です。

使用米：五百万石　　磨き：50％

酒は人の傍らにあって喜びをさらに歓喜する。まさに飲めば上機嫌になる喜びのもとである。
「上喜元」の銘柄にはそんな意味が含まれている。
蔵元の酒田酒造は、戦前まで男山・養老・藤屋・千里井・玉の川といった酒を造っていた酒田の五つの蔵元が、昭和21年に合併して橋酒造場を醸造所としてできた会社で、銘柄もその時に名付けられた。
橋本酒造場の創業は弘化元年(1844)と、酒田でもっとも古い。
かつての西の堺、東の酒田と言われるほど、多くの豪商が降盛を極めた湊町にあって、華やかな商人文化とともに酒の文化を育んできた蔵である。
酒田酒造の母屋である橋本家の建物は、文化庁の文化財登録の建造物にもなっている。