秋酒「ひやおろし」として出荷される、ひと夏の熟成を経た高千代の季節限定酒。
本来ひやおろしでは一度火入れをしてからの熟成となるのですが、こちらのお酒では例外的に生酒での出荷となります。
高千代らしく、濃厚で米の旨さが際立っています。
口当たりはソフトでまろやか。
生酒熟成によるものでしょうか、通常のひやおろしよりも熟成による深みが感じられます。
中盤以降ではキレがあり、旨さの後は力強いキレ味。
タレなどの濃厚な食材との相性は抜群。本格派の旨みよし、キレ良しの秋酒です。

使用米：一本〆　磨き：扁平精米48％　

高千代酒造は、明治元(1868)年に創業。
新潟県南部の魚沼盆地塩沢に位置し、日本百名山のひとつである巻機山(まきはたやま)の麓,周りを標高1000メートルを超える山々に囲まれたところに蔵はあります。 魚沼は冬には12メートルを超える積雪のある豪雪地帯であり、コシヒカリの産地としても有名です。巻機山から湧き出る伏流水を仕込水として使用しており、この名水は超軟水がゆえにとても柔らかいお酒が出来上がります。
老舗蔵ながら、大量生産には手を付けず、昔ながらの手作業による酒造りを行う高千代酒造。
主要銘柄は「高千代」や「巻機」・「豊醇無盡(ほうじゅんむじん)たかちよ」（特約店限定品）・「takachiyo」(特約店限定品)など。