「透明感と品格を備え、心地よい吟醸香と程よい余韻で料理を引き立てる優しい酒」をコンセプトに選ばれるIWCの純米酒部門。
出品総数1639銘柄という大規模なコンペティションにおいて上位3%であるGOLDメダルを受賞したお酒です。
数年前に酒質向上の為、大幅な造りの見直しを行い、レベルアップした特別純米酒はたおやかでクリーミーな旨みがあります。
バナナのようにふくよかな米の香りが漂い、後味にはスーッとフェードアウトしていく上品な酒質。
ふっくらとした炊きたてのお米を彷彿とさせるボディーに、造りの丁寧さが伝わる気品ある味わいが魅力です。

使用米：富山県南砺産 山田錦・雄山錦　　磨き：麹米55％ 掛米60％　　alc.16度

初亀醸造の歴史は古く、寛永12年（1636年）屋号を「足名屋」とし、駿府城からほど近い場所で操業。静岡県では最古の酒蔵です。
大吟醸酒を世に先駆けて送り出し、日本で初めて一万円を超えるお酒「亀」を発売。
この「亀」は未だに入手困難な高級地酒となっています。
原料米にもこだわり、地元静岡の「誉富士」や兵庫県産の特A地区の中でも特に優れた町の「山田錦」を使用。使用されている水は南アルプスの伏流水を使用。
これらが初亀の上質な舌触り、上品で気品のあるお酒を造りあげる一つの要因となっています。