「季のTOU京都オールドトムジン」は、定番製品の「季の美」と同じ11種のボタニカルに与那国島の黒糖を加えてつくった限定品です。
「オールドトム」とは、18世紀ごろ、当時の粗く感じられた一部のジンに砂糖を加えてバランスを整え、飲みやすくしたものがその始まりとされています。
オランダのジュネヴァとロンドンドライジンの間に位置するスタイルで、「オールドトム」という名はパブの看板や樽によく用いられていた雄猫のモチーフに由来すると考えられています。
19世紀における蒸溜技術の向上によりライトな酒質が得られるようになったため、オールドトムジンの人気は下火になりましたが、近年復興の兆しが見られます。
黒糖は白糖と比べてビタミン、ミネラルを豊富に含むため、甘味のみならず複雑な味わいを感じさせてくれます。
アルコール度数は高めの47度にすることで、より甘みと複雑さが増しています。
また、江戸時代から続く唐紙屋を継承するKIRA KARACHO(雲母唐長)がデザインを監修し、墨色のフロストガラスを採用することにより、パッケージにおいても一層季の美の世界観を踏襲しています。
おすすめの飲み方はやはり、この特徴的な甘みを生かしたトムコリンズやネグローニです。