出羽桜の創業120周年を記念して造られた10年熟成の大古酒。
このお酒では一般的な熟成方法とは違い"四季熟成"を行っています。
通常の熟成では、一定の温度下の元、低温や氷温にて熟成を行うのですが、"四季熟成"では四季に応じて庫内の温度を変化させます。
その分手間はかかるのですが、非常にコクの深い、味わい深い熟成酒が出来上がります。
10年の歳月が生み出す凝縮された旨み、これ以上ないほどまろやかな舌触り、そして古酒特有の風味や香りをお楽しみください...。

使用米：山形県産米 磨き：55%

「出羽桜酒造」は、明治26年に創業の蔵元です。天童市の中央にある舞鶴山の美しい桜にちなんだ酒銘です。
蔵の前には2000本もの桜の木が植えられている舞鶴山がそびえ、それにちなんで「出羽桜」の名が付けられました。
「地元の米と水で、地元の杜氏と蔵人が造った酒を地元の人に飲んでもらう」という地酒の理念を貫き、麹や酵母もすべて山形県産のものを用いて造られたオールオリジナルな山形の酒を造っています。
また、吟醸酒の素晴らしさを多くの人に知ってほしい、日本酒文化の復興に少しでも役立てたらとの願いから、いち早く吟醸酒の商品化に取り組みました。専門家ばかりではなく一般消費者にその違いの分かる酒造りを目指しています。
しかし、吟醸酒のみに力を注ぐのではなく、吟醸酒を良くしようとするあまり他の酒が犠牲になってはいけないと、スタンダードレベルの酒の質の良さも誇れるよう労力を怠ることはありません。
より一層の酒質の安定、向上のため、生酒はマイナス5度の低温貯蔵を行い、火入れの吟醸酒は全て一本一本湯煎による瓶殺菌を行っています。
品質志向の蔵の伝統と不断の研鑽は、全国新酒鑑評会で12回連続金賞受賞、2008年度インターナショナル・ワイン・チャレンジ日本酒部門でゴールドメダル受賞など、国内外の品評会における輝かしい受賞歴として報われています。
良心的な価格設定で、地元から熱い支持を受ける実力蔵は、全国、そして海外にもファンが多く信頼のブランド力を不動のものとしているが、決してその地位に甘んずることはありません。