山廃造りにして生原酒、しかもその日本酒の銘柄はといえば
「秋鹿」という、もう期待せずにはいられないお酒。
現在主流となっている速醸仕込みでは発酵期間が約14日間であるのに対し、
昔ながらの山廃仕込では、23日間の長期発酵を行います。
これによって多くの微生物が発酵に関与し、様々な旨味が形成されます。
麹を感じさせる米の旨みがしっかりと舌をキャッチすると、
次に来るのは秋鹿らしい、山廃仕込ならではの酸!
熟成による旨みはまろやかさを演出し、個性的な味わいではありますが
日本酒好きの方のココロを掴んで離さない魅力があります。
非常にコクの深い、濃醇辛口な男酒。
この旨み、酸、コク、たまりません。