冨田酒造の定番商品の一つで、麹米65%と掛米80%で仕込んだ低精白の純米酒です。
高い精米歩合でお酒を造る純米大吟醸クラスとはまったく逆で、
こちらは必要以上にお米を削りません。
低精白であるため米本来の旨みがあり、その旨味の多さから穀物感さえ感じるほど。
口に含んでみると、味の多彩さをまとめる力強い酸が全体をビシッと引き締め、
コクのある旨みが口いっぱいに広がります。
玉栄ならではの渋さが光る味わいで、ボディのある辛口が好きな方には是非とも飲んでいただきたいお酒。
冷酒で飲めば後味のキレが良くて、もちろん美味しいのですが、
55度くらいの燗酒にしてみるとみるみるうちに表情が変わる旨さがあります。