戦後間もない1946年、那覇市の南部小禄の地に創業した酒造所です。
約20年間小売をせず同業者や酒造協同組合への桶売りを専門に行っていた時期があり幻の酒と呼ばれていましたが、 1997年に再び一般市場によみがえり話題になりました。現在の代表・宮里徹氏は蔵に入った当初から先代が勘と経験で 培ってきた酒造りを一日も早く習得すべく製造工程のあらゆるデータを記録し、独自の研究を重ねてきました。 新酒でも確実に1年以上寝かせ、手作業で細やかに貯蔵管理を行うなど、生産量より酒質にこだわる姿勢を崩さず 市場に出回る量が少ないですが、いつどのように飲まれるかを緻密に計算して造られる銘柄の数々は、 豊かな香りとまろみのある味わいで泡盛ファンを魅了しています。