創業 万延元年。 それまで両替商・庄屋だった 先祖が日本酒製造を始めました。代々「吉平」(きちべえ)を襲名し、現在、十一代目 を数える老舗です。
戦前〜戦後は「越の井」の銘柄で親しまれ、「越の井」の中で最高級の 酒だけに「梵」の名前を冠していましたが、昭和38年に蔵のお酒の名前をすべて「梵」に 統一。
昭和41年正式に商標登録し、昭和43年試験的に、昭和44年本格的に、日本で最初に大吟醸酒を製品(商品) として売り出し、現在に至っています。
銘柄「梵」(ぼん:BORN)は、サンスクリット語で ”けがれなき清浄””真理をつく”と訳され、そしてボーンで未来への”誕生””創造”を 表しています。
昭和のはじめ、先の天皇の御大典の儀のおりには「越の井」の名で、初めて 地方選酒として使われる栄誉を受け、現在まで数々の日本国の重要な席で使われています。