2004年、その年は酒造業界に一つの革新が起きた年でもあります。
「燗」向きのお酒とは、純米酒のように旨み成分が多く詰まった、
低精米のお酒が向いているとされています。
純米大吟醸や、大吟醸は燗が出来ないというわけではないのですが、
美しい吟醸香や、スッキリとした飲み口といった美点が
失われるので、普通それらのお酒が燗にされることは滅多にありません。
しかしこの年、黒龍酒造は世界で初めて、「燗専用」の
大吟醸酒を造りあげてしまいました。
その試行錯誤の時間はなんと5年。
妥協を一切良しとしない黒龍酒造らしいこだわり。
様々な角度から研究を重ねた結果誕生した逸品。
2年の熟成を経て出荷される、まろやかで上品な味わいに、
大吟醸酒らしい芳醇な香りが飲む者を夢見心地にさせてくれます。
冷でも十分に美味しいのですが、30-40度くらいまでの燗で楽しむと、
その表情はまた一変します。
黒龍酒造が世に放つ渾身の大吟醸酒を是非ご堪能下さい。