酒名の「いっちょらい」とは、福井県の方言で「一張羅」のこと。
他に代替のきかない、唯一のお酒という意味合いでしょうか。
酒造好適米である五百万石を高精白し、丹精こめて造られた吟醸酒のベースとなるお酒で、
全体的なクオリティーが非常に高いお酒です。
吟醸酒ならではのフルーティな、パイナップルのコンポートのような
甘い香りが程良く立ちのぼり、雑味が無く、クリアな口当たり。
それでいて程良い旨味がしっかりと存在しているのがいっちょらいの凄いところ。
地元福井では、このいっちょらいが一番人気じゃないかな、
といった話も福井出身の方からよく耳にします。
単なる淡麗辛口に終わらない、黒龍の吟醸酒のよさを十分に堪能できる逸品です。