先代がフランスから帰国した後、ワイン熟成を日本酒に応用し昭和50年に発売。
当時日本一高い酒と話題になった黒龍酒造の転機となった酒。
今では一般的になった「大吟醸」という表現も業界に先駆けて使用していました。
当時は、お酒の搾りに使用する酒袋に龍の金箔押しをしたラベルを使用。
40%という高精米に加え、低温にて長期熟成。
この熟成による賜物でしょうか、熟れた食べごろのあのとろけるようなフルーツ、
そんな全ての香りを閉じ込めたような美しい香り。
飲み口にはシルキーで滑らかな中に、上品な旨味がトロッと顔を覗かせる。
いつまでも飲んでいたいと思わせるお酒です。