
滋賀県産「玉栄」を60%まで磨き、じっくりと熟成させたヴィンテージ日本酒が七本鎗より登場です!どんなお酒でも寝かせれば熟成酒になるわけではなく、長期熟成に耐え得る上質なものでなければ、ただ風味が落ちていくのみになってしまいます。七本鎗は熟成酒造りとして、そして新たな挑戦として、山廃仕込みを選びました。山廃仕込みは、天然の乳酸菌の働きを利用した古式製法で、コクと深みのある味わいになるのが特徴です。「琥刻」では酵母を一切添加せずに、富田酒造の古い酒蔵に棲みついた蔵付き天然酵母の働きをじっくりと待ち、二か月以上の手間暇をかけ仕込みました。自然由来の力強く丁寧で深みのある味わいは、熟成を待てずに飲んでしまいたくなるほど…
その年の蔵付天然酵母、その年の水、その年の気候でその年の「玉栄」を醸しているので、出来た年によって特徴や味わいが変わってきます。そして熟成させた年月でも風合いが変化しますので是非ともすべてのヴィンテージを集めて飲み比べして頂きたい逸品です。または例えばワインのように、ご自身にとって大切なイベントがあった年のヴィンテージを人生の節までエイジングさせ開栓を待ち侘びるのも、古酒と共に歳を重ねる楽しみと言えるでしょう。
人が醸した酒、そこに時の刻みによる厚みが加わり深みが増し、美しい艶やかな琥珀色になっていく。そんな思いを込め、「琥刻」と名付けたそうです。滋賀の異名である「湖国」とも掛かっているのかもしれません。クラシック且つ洗練されたラベルのデザインは、時を刻んでいくヴィンテージを槍の傷で表現しています。一刻一刻と過ぎる「時」に想いを馳せ「浪漫」を肴に「琥刻」を飲まれてみてはいかがでしょうか。
【2018の味わい】
輪郭のある味わいの中に、ややカラメルっぽさを感じる。無添加山廃らしい複雑さを持ちつつまとまりの良いクリアなイメージ。(冨田酒造HPより引用)